こんにちは、アラ還おやじです。
いよいよ平成最後の日の朝となりました。
そして、今日は天皇陛下御退位の日です。
今日、午前10時から宮中三殿において天皇のみが着る祭儀の正装「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」を身につけられ退位を報告される「退位礼当日賢所大前の儀(たいいれいとうじつかしこどころおおまえのぎ)」、「退位礼当日皇霊殿神殿に奉告の儀(たいいれいとうじつこうれいでんしんでんのぎ)」に臨まれ、その後午後5時から皇居・宮殿「松の間」で行われる国事行為「退位礼正殿の儀(たいいれいせいでんのぎ)」に臨まれ、天皇として最後のおことばを述べられます。
かつて平安時代末期から鎌倉時代にかけて、天皇が退位して上皇となり、実質的な権力を以て院政を敷く「院政期」が存在したそうです。
しかし、江戸時代に第119代光格天皇が退位したことを最後に天皇の退位は2019年まで途絶えていました。
天皇の退位に伴う儀式が行われるのは、光格天皇の「譲国の儀(じょうこくのぎ)」以来202年ぶりとなり、憲政史上としては初めてとなるそうです。
また、今日行われる「退位礼正殿の儀(たいいれいせいでんのぎ)」が、退位関連する11の儀式の最後の儀式となります。
退位関連儀式の日程
- 賢所に退位及びその期日奉告の儀
2019年(平成31年)3月12日〔賢所〕 - 皇霊殿神殿に退位及びその期日奉告の儀
同日〔皇霊殿・神殿〕
賢所・皇霊殿・神殿を総称して宮中三殿という。天皇は黄櫨染御袍をまとい、宮中三殿に参入して、自らが退位することと、その期日が4月30日であることを奉告する「御告文(おつげぶみ)」を読み上げた。 - 神宮神武天皇山陵及び昭和天皇以前四代の天皇山陵に勅使発遣の儀
同日〔御所〕
伊勢神宮、神武、孝明、明治、大正、昭和の各天皇の陵(みささぎ)に退位を奉告する勅使を派遣する儀式。 - 神宮に奉幣の儀
3月15日〔伊勢神宮 内宮・外宮〕
勅使ら30人が、木製の辛櫃に入った絹や木綿などの奉納品を携え伊勢神宮内宮を訪れ、正宮で御祭文を読み上げ、退位とその日程を報告した。 - 神武天皇山陵及び昭和天皇以前四代の天皇山陵に奉幣の儀
同日〔各山陵〕
午前中に伊勢神宮外宮(豊受大神宮)、昭和天皇陵(東京都八王子市)、孝明天皇陵(京都市)で、午後は伊勢神宮内宮、明治天皇陵(京都市)、大正天皇陵(八王子市)で、儀式が行われた。 - 神武天皇山陵に親謁の儀
3月26日〔神武天皇山陵〕 - 神宮に親謁の儀
4月18日 〔伊勢神宮〕 - 昭和天皇山陵に親謁の儀
4月23日〔昭和天皇山陵〕 - 退位礼当日賢所大前の儀
4月30日〔賢所〕 - 退位礼当日皇霊殿神殿に奉告の儀
同日〔皇霊殿〕 - 退位礼正殿の儀(退位の礼)
同日〔宮殿 正殿〕
1989年1月7日に55歳で即位された天皇陛下、本日で30年と3カ月あまりの平成の時代の幕を閉じます。
平成の時代は、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、台風や大雨による被害など自然災害に見舞われた印象が強く残る時代だったような感じがします。
私自身にとっては、妻と一緒に過ごした思い出多い時代となりました。
明日からは令和の新しい時代が始まります。
どのような時代になるかは分かりませんが、良い時代になればと思います。。。